近年は電動アシスト自転車を購入する方も増えています。
10万円を超えるような高級自転車とも言えますが、圧倒的にラクなことを考えれば元は取れる。
電動アシスト自転車の弱点はただ一つ。
バッテリーです。
弱点はバッテリー
電動アシスト自転車のバッテリーも、消耗品。
スマホのバッテリーも使っているうちに経年劣化でどんどん「持ち」が悪くなりますが、電動アシスト自転車のバッテリーも同じく劣化していきます。
バッテリー容量にもよりますが、3万円台後半とか4万円台も珍しくはありません。
どの程度乗るか、坂の有無にもよりますが、5年程度でバッテリーがダメになって買い替えになるケースは多い。
その時には4万円程度は見ておく必要があります。
バッテリー無しでも走れるか
電動アシスト自転車からバッテリーを外せば、普通の自転車として使えるのかというと、事実上は使えません。
あまりの重さに、ビックリするほど前に進みません。
電動アシスト自転車の場合、バッテリーやモーターユニットがかなりの重さになっていますが、普通のママチャリはだいたい18キロ程度。
電動アシスト自転車は30キロを超えることが一般的です。
バッテリーを外しても、普通のママチャリと同じ感覚で乗るのは困難。
やってみればお分かりになると思いますが、苦行といってもいいでしょう。
電動アシストが向かない人
電動アシスト自転車の利点は、ちょっとペダルを踏むだけでギュンと加速するアシスト力です。
信号待ちから発進するときもよく進みますし、登坂ではママチャリとは比較にならないほどラク。
ですがこの電動アシスト自転車、向かない人もいます。
高齢者の中には、平坦でゼロスタートするときのギュンと進む感じについて、怖いという人もいます。
怖いと思う感覚が慣れてきて薄れるようであればいいのですが、何回乗っても怖いようであれば電動アシスト自転車は向かないでしょう。
逆に子供載せ自転車として使う場合には、信号待ちから発進するときにふらつきにくいメリットがあります。
子供載せ自転車がフラフラすると危険ですので、電動アシスト自転車のほうが向いていると言えます。
どんな自転車も、まず試し乗りを
近年では、高齢者の免許返納問題から、自転車に切り替える方も多いそうです。
自転車だから安全というわけではなく、高齢者の自転車での転倒事故も増えているそうです。
転倒しにくいと思われがちな3輪自転車も、実は二輪の自転車よりもバランスを取るのが難しい。
子供載せの自転車の場合も、子供が暴れるようだと難しいですし危険です。
どんな自転車でも、まず店頭で試乗してちゃんと乗りこなせるかどうかは確認してから購入しましょう。