クロスバイク、オススメタイヤ7選。タイヤを変えれば走りも変わる。

通勤通学目的でクロスバイクを購入する方が増えていますが、自転車の走行性能に大きく関わるのがタイヤ。
タイヤを変えると、走りの質や速度まで変わります。

今回はクロスバイクに絞って、オススメタイヤとその選び方を。

クロスバイク タイヤの選び方

タイヤの種類

自転車タイヤにはクリンチャー、チューブレス、チューブラーと3種ありますが、クロスバイクの場合はほぼ間違いなくクリンチャータイヤ(WO)になっています。
これらのタイヤには、それぞれ専用のホイールが必要になるので、チューブラータイヤ用のホイールには他の種類のタイヤを嵌めることは出来ません。

クリンチャータイヤというのは、中にチューブを入れて使うごく一般的なタイプ。
クリンチャータイヤ用のホイールを、チューブレスで運用したりすることは出来ないので、まずは乗っているクロスバイクのタイヤの種類を確認するところから始めましょう。

注:市販されているクロスバイクでは、100%クリンチャータイヤと考えて問題ありません。

タイヤの径と太さ

次にタイヤの径(直径)と太さです。

自転車タイヤは、

(直径)× (太さ)

このような表記になります。
クロスバイクで最も多くみられるのは、700 × 28cというサイズ。
「c」という表記はほぼミリと同じで考えていいです。

つまり700 × 28cというサイズは、直径が700mm、太さが28mmであることを意味します。

クロスバイクの場合、ほとんどは700cというロードバイクと同じ直径のタイヤが使われています。
ごくまれに26インチなどもありますが、まずはクロスバイクのタイヤの直径を確認するところから始めましょう。

原則として、タイヤの太さを変えることは出来ても、直径を変えることは出来ません。
そのため、700c対応のホイールであれば、700cのタイヤを選ぶ。
太さについてはある程度自由度がありますが、あまりに細いタイヤを嵌めることが出来ないホイールもあるので注意が必要です。

ほとんどのクロスバイクでは、28c~35cあたりは嵌めることが可能。
ホイールに太いタイヤを嵌めることが出来ても、フレームに当たってしまうこともあるので注意して選ぶ必要があります。

太いタイヤは空気量が多いため、乗り心地がよくなりますが、太い分タイヤの重量は重くなるため加速性は落ちます。
細いタイヤは振動吸収では不利になりますが、軽量なので加速するときにダイレクトに加速してくれるのが特徴。

細いタイヤのほうが空気を入れる頻度は高くなることにも注意。

細いタイヤ 太いタイヤ
乗り心地 悪くなる よくなる
加速性 よくなる 悪くなる
空気入れの頻度 増える やや減る

 

タイヤの溝

車のタイヤでは溝があるのが当たり前ですが、ロードバイク・クロスバイク用のタイヤでは溝が無いスリックタイヤがたくさんあります。
例えば、パナレーサーのRACE D EVO4。


溝が無いスリックタイヤは滑りやすいのかというと、そういうことはありません。
車のタイヤでは、溝が排水性やグリップ力(路面を捉える力)に関わってくるのですが、自転車の細いタイヤでは溝があっても排水性は期待できず、グリップ力もスリックタイヤは悪いということもありません。

自転車タイヤのグリップ力は、ゴム(コンパウンド)の質に依存しているので、スリックタイヤだからダメということは全く無いので誤解しないよう。
タイヤの擦り減り具合は、スリックタイヤよりも溝が多少でも付いているほうがわかりやすいです。

そのため、溝があるかどうかは全く考慮しなくて構いません。

耐久性

ロードバイク・クロスバイク用のタイヤには様々なタイプがあります。

例えば、軽量性重視のタイヤであれば、耐パンク性能を犠牲にして軽くしているものもあります。
耐パンク性能重視のタイヤであれば、軽さよりもパンクしづらさを重視しています。
その中間のオールラウンドのタイヤもある。

ロードバイクでよく用いられるパナレーサーのタイヤであれば、レーススペックのタイヤはこのように分類されています。

タイヤ名 重視する性能
RACE L 軽量性重視、耐パンク性能は低め
RACE A オールラウンド(軽量性と耐パンク性をほどほどに)
RACE D 耐パンク性重視

カラータイヤはオススメ出来ない

自転車用タイヤにはカラータイヤがあります。


カラータイヤは磨耗が早い傾向があり、かつ濡れた路面では滑りやすい。
細めのタイヤを使うときには、カラータイヤはあまりオススメ出来ません。

クロスバイク おすすめタイヤ7選

パナレーサー グラベルキングSS


グラベルキングSSはオンロードでの軽快な走りに加え、グラベル走行(砂利道)も可能な走破性を追加したタイヤ。
クロスバイクの場合、舗装路だけでなく荒れた路面も走る予定がある人におすすめのタイヤ。

砂利道走行も出来るタイヤなので耐パンク性を重視しているモデルで、セミスリックになっているのも特徴。
本格的なオフロード走行には向かないが、舗装路+荒れた路面を走る人におすすめ。

重量は700×28cで310g。
クロスバイク用としては、耐パンク性能と加速性のバランスが取れた一本と言えます。

定価(税別)4900円。

コンチネンタル ウルトラスポーツ3


コンチネンタルのロードバイク用タイヤだが、28cがあるのでクロスバイクにもおすすめ。
ロードバイク用タイヤとしてはエントリーグレードだが、クロスバイクで使うには軽量なので加速性も期待できる一本。

28cで295gと軽量ではあるが、耐パンク性能もそこまで低いわけではない。
ほかの耐パンク性能重視のタイヤ(パナレーサーのツーキニストなど)に比べると耐久性や耐パンク性能は落ちるが、加速性のよさなど走りの楽しさを実感できるタイヤ。

定価(税別)3300円。

パナレーサー ツーキニスト


通勤通学に最適な耐パンク性能を重視した、その名もツーキニスト。
耐パンク性能重視のため、肉厚なゴムを使用しているタイヤで、重量はちょっと重め。

耐久性と耐パンク性能を重視しつつも、それなりの軽さを保ちたい人におすすめのタイヤ。

定価(税別)3972円。

タイヤサイズ 重量
700×25c 350g
700×28c 380g
700×35c 550g

 

パナレーサー RIBMO


パナレーサーのクロスバイク用タイヤとしては、最も耐パンク性能、耐摩耗性を重視したモデル。
そのため重いのが難点。

値段は税別5943円。

タイヤサイズ 重量
700×28c 390g
700×32c 410g
700×35c 520g

パナレーサー T-SERV


パナレーサーのアーバン用タイヤのトップモデルで、軽量性としなやかな乗り味が特徴。
28cで270gと軽量なタイヤなので、耐久性と耐パンク性能は他のタイヤよりもやや落ちるが、走りの上質さでいえばクロスバイク用としてはピカイチといっていいタイヤ。

お値段が少々高くなるのがネックか。
定価は税別5943円。

ヴィットリア ルビノプロ


ヴィットリアのルビノプロはロードバイク用タイヤで、ヴィットリアの中ではセカンドグレードになるいいタイヤ。
クロスバイクで使うのはややもったいない感もあるが、走りの上質さで人気が高い一本。

クロスバイクでも使いやすい28cや30cがあるのもポイント。
ロードバイク用タイヤとしては耐パンク性能も悪くないほうだが、あくまでもレーススペックのロードバイク用タイヤなので、他のクロスバイク用タイヤから見ると耐パンク性能は落ちることに注意。
走りの軽さを体感したい人向けの一本。

定価(税別)4500円。

タイヤサイズ 重量
700×25c 250g
700×28c 270g
700×30c 300g

コンチネンタル GP5000


ロードバイク用タイヤの中でも最上位に君臨する人気タイヤ。
28cと32cもあるのでクロスバイクでも使えるが、軽量性と転がりの良さでロードバイクのレースでも愛用されるモデルなので、クロスバイクで使うのはややもったいないかもしれない。
ロードバイク用タイヤの中では耐パンク性能も十分あるほうだが、他のクロスバイク用タイヤと比較すると耐パンク性能は落ちる。
あくまでもレーススペックのタイヤだが、走りの軽さはピカイチなのでクロスバイクでも使う人もいる。

耐久性や耐パンク性能よりも、とにかく加速性やスピード感にこだわりたい人向け。

定価(税別)8200円と高級なタイヤ。

タイヤサイズ 重量
700×25c 225g
700×28c 240g
700×32c 290g

用途に適したタイヤを

クロスバイク用タイヤと言っても様々なタイプがあります。
タイヤを選ぶときは、まず最も重視したい性能から決めるのがいい。

パンクしたくないのであれば、重いタイヤのほうがパンクしづらい。
加速性や走りの軽さを重視するのであれば、軽量なタイヤを選ぶのがいい。

ロードバイク用のGP5000、ルビノプロあたりは、ロードバイクでも人気のタイヤなので、走りの性能はピカイチ。
しかしクロスバイクで使うには、耐久性や耐パンク性能は落ちる。
また、クロスバイク用タイヤとしてトップグレードのパナレーサーT-SERVあたりも耐パンク性能はそれほど高くは無いが、走りの軽さは群を抜いている。
目安として、28cのサイズで300g以下であれば、耐久性や耐パンク性能よりも走りの軽さ重視と考えていいだろう。

耐パンク性能重視であれば太いタイヤを選ぶのも一つの手段。
しかし太目のタイヤではどうしても重くなるデメリットもある。

走りの軽さ重視であれば、28cあたりで選ぶのがいい。
耐パンク性能や乗り心地重視であれば、32c以上を選ぶのがいいだろう。

いかがでしたか?
クロスバイク用タイヤと言っても、値段も方向性も様々。
いいタイヤを使うと通勤通学もグンと楽しくなりますよ。

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