自転車のタイヤに穴が開いてしまったり、磨耗し過ぎた場合にはタイヤを交換する必要がある。
自転車店に持って行けば、タイヤ交換ですねと言われて、新品のタイヤに交換する。
ところが中には、在庫がないといって中古のタイヤに交換してお金を取る自転車店もあるようだ。
劣化したタイヤはトラブルの元
タイヤはゴムで出来ているが、紫外線や雨風、走行しているときの磨耗などにより劣化していく。
自転車店によっては、中古のタイヤを無料で持って行ってもいいとしていることもあるが、このような中古タイヤの場合、山が残っている・溝がまだあっても、グリップ力が低下していることも多く、ひび割れしやすいなどいいことが全く無い。
中には、中古のタイヤにすれば安いよなどと宣伝してお客さんに勧めるケースもあるようだ。
在庫が無いことを理由に、中古タイヤに交換してお客さんからお金を取る自転車店もある。
新品のタイヤには、長期間店頭に並べておいても劣化しにくいように、ワックスのような保護成分が表面にあることも多い。
この保護成分は、何回か外を走れば取れてしまうものだが、単にタイヤ表面を保護していただけの役目なので、使うときには不要なもの。
中古タイヤの場合、タイヤ表面が劣化しないように保護してある成分は既に無くなっている。
ゴムが変質して劣化しているので、グリップ力が悪いタイヤも多く、ひび割れもしやすい。
断ることも大切
中には在庫が無いことを理由に、中古タイヤをどこからか調達し、お客さんの自転車に取り付けてお金を取ることもあるという。
タイヤ代が仮に無料で、タイヤ交換工賃だけだったとしても、劣化したタイヤで乗らなければならず、すぐにひび割れなどトラブルを起こす可能性があるのだから、すぐにタイヤ交換の時期が来る可能性もある。
つまり、タイヤ交換工賃だけであったとしても、結局は無駄な工賃を払わされているようなものなのだ。
世の中のほとんどの自転車店では、タイヤ交換=新品タイヤに交換で間違いない。
ごく一部、中古のタイヤに交換されてしまうケースもあるようなので、中古のタイヤであれば結構ですときちんと伝えないといけない。
普通の自転車店であれば、万が一在庫が無かった場合には、取り寄せるので時間が掛かると伝える。
自分の自転車を守るためには、自己防衛も必要な時代。
一般的な感覚であれば、タイヤ交換をお願いすれば新品になって返ってくると期待するだろう。
しかしその常識が通用しないケースもあるのが実情だ。