通販で購入した自転車の組立を自転車店にお願いする人も増えていますが、相場よりはるかに安い組立工賃にしている自転車店もあります。
組立工賃が安すぎる場合、残念ながら本来やるべき作業を省いているケースもあるため、工賃が安すぎる自転車店は避けたほうが無難です。
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責任の所在
自転車の組立は専門的な技術と知識が必要になります。
それなりに時間がかかる作業ですし、工賃が安すぎる場合には手抜きをしている可能性すら疑われます。
ペダルを取り付けたりすることは、誰にでもできる単純な作業です。
大手のサイクルベースあさひさんだと、一般車の組立工賃は6000円となっていますが、あさひさんは大手なので工賃を安くすることが可能です。
個人店でこれ以下の工賃にするのはほとんど無理でしょう。
自転車の組立は、製造物責任法(PL法)での製造・加工に該当します。
組立の不具合により大怪我した場合には、PL法の賠償責任を負うことになります。
これを理解している自転車店は、絶対に組立不良を起こさないようにきちんと対価を頂いた上で時間をかけて組立します。
理解していない自転車店は、安さをウリにして数をこなすことに注力します。
PL保険に入っているのかすら怪しい。
安さと質
消費者としては工賃が安いほうが嬉しい。
しかし、ちゃんとした自転車店であればあるほど、工賃を相場よりも安くしたりせず、時間をかけてしっかり組立し、組立不良による事故を起こさないことを優先します。
自転車と言えど車両ですから、適当な組立は危険性があります。
通販で購入した自転車の組立を依頼するときは、工賃が安すぎる自転車店を避けたほうが無難です。