サイクルベースあさひのサイクルポーター(出張修理)

自転車大手のサイクルベースあさひさんでは、サイクルポーターという出張修理制度があります。
あさひさんは全国各地に店舗があるので、かなりの範囲をカバーしている制度ですが、その具体的内容について見ていきます。

サイクルポーターの範囲

サイクルポーターで出張修理に対応している地域は、各店舗から半径5キロ圏内の指定地域だけになっています。
そのため、指定地域になっていないところでは使うことができません。

指定地域がどこなのか?については、ホームページ上で郵便番号を入力して確かめるしかありません。

https://cycleporter.cb-asahi.co.jp/

申込はホームページ上でのみ受付なので、指定地域外の場合には交渉してなんとか・・・ということは一切出来ません。

厳密には引取り修理

出張修理といっても、自宅などでその場で修理するタイプと、店舗まで持ち帰って修理するタイプがあります。
あさひのサイクルポーター制度の場合、引取り修理です。

お客様はインターネット上で申込すると、指定日時にあさひのトラックが来て、自転車を回収。
店舗に持ち帰って修理して、修理が完了するとお客様に連絡。

いつ引き渡すか日時を決めて、お客様にお渡しするというシステムです。

自宅などその場で修理して・・・ということではないので、注意が必要です。

サイクルメイトに加入していれば、出張費は無料

あさひで自転車を購入していて、サイクルメイトに加入しているようであれば、この出張修理サービスのサイクルポーターは無料になります(修理費は当然別で掛かりますが)。
出張費が無料、というほうが正しいですね。

サイクルメイトに加入してない人でも出張修理サービスは使えますが、引取り・お届けに各1980円(税込み)かかるので、ちょっと割高かもしれません。

サイクルメイトの詳細は、下記URLを見てもらったほうが早いと思います。

https://www.cb-asahi.co.jp/lp/service/cyclemate/

簡単に言うと、
・自転車が盗難にあった場合に、割引で買える保証
・事故のときの保険(1年のみ、2年目以降は継続料金が必要)
・防犯登録料込み
・修理工賃が10%割引
・3年間、無料で点検
・サイクルポーターの出張費が無料

このような特典があります。
2020年8月時点では、サイクルメイトの加入費用は以下の通りです。

自転車購入代(税込) ~19,999円 20,000~49,999円 50,000~299,999円 30万~
加入費(税込) 3,000円 4,000円 5,000円 10,000円

 

電動アシスト自転車なら、販売価格がだいたい10万円くらいですので、サイクルメイトに加入するには5,000円になります。

サイクルメイトですが、サイクルポーターでの修理を2回も使えば元が取れると言えますが、少々問題点もあります。
今、様々な自治体で自転車保険への加入必須の条例が出来ています。
こういう条例には罰則はありませんが、昨今、自転車で事故を起こしてしまった場合、慰謝料などが高額になることが知られています。
小学生が起こした自転車事故で、賠償金が約9600万になった事例も。

そのため、自転車保険の世界では、「最低でも賠償金の限度額は1億円」が謳われています。
サイクルメイトの自転車保険だと、賠償限度額が1000万しかないので、事実上ほかの自転車保険も加入しないといけません。

※サイクルポーターの自転車保険が変更になり、賠償限度額が1億円までとなりました。
ただし加入期間は6ヶ月になります。

1千万円までの保険では不安が残り、他の保険と二重で加入しないと厳しいものがありましたが、新しい制度では賠償限度額が1億円までとなっているため、他の保険に加入する費用と手間が省けるのがメリットです。
補償期間が6ヶ月と短いですが、その後から別の自転車保険を探すことになるためメリットが大きくなりました。

サイクルポーターでの修理を何度も使うようならそれなりにメリットはありますが、いつ修理が必要になるかは予想が付かないので、なかなか難しいところです。

自転車保険なら、AUが最も充実しています。
https://www.au-sonpo.co.jp/pc/bycle/

賠償限度額が2億円までとなっていることや、ロードサービスもあるのが特徴。
ただしロードサービスは必ずしもすぐに来てくれるとは限らないので、あまり期待しないほうがいいかもしれません。

自転車事故に対する補償は、自宅の火災保険や、自動車の保険に付帯していることもあるので、まずは自分が加入している保険をチェックしたほうがいいでしょう。

メリットは、多店舗展開でカバー地域が多いこと


サイクルベースあさひさんは、業界最大手といっても過言でほど。
多店舗展開しているので、出張修理のカバー範囲もそれなりにあります。

店舗から5キロ以内の指定地域のみなっていますが、使い方次第では自宅に引き取りにきて修理して、自宅まで戻してくれるので、便利なサービスと言えそうです。

パンクした自転車を押して持っていくのは大変。
出張自転車修理サービスは、今後とも需要が多い世界でしょう。

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