ロードバイクは8万円くらいのものから、150万円を超えるような高級車まで様々あります。
初めてロードバイクを買おうと思う人が、いきなり50万とかは手が出しづらいのが本音。
今回は10万円以下のロードバイクを5つセレクトしました。
目次
ロードバイク、値段の差がある理由
ロードバイクの値段の差が出るのは、主にフレーム素材とコンポーネント。
フレーム素材はアルミ、カーボン、クロモリなどがありますが、アルミフレームは安価なわりに軽量になるため、10万円以下のロードバイクは全てアルミフレームだと思えばいいでしょう。
アルミフレームの中にも、スタンダードな6061アルミ合金を使ったものもあれば、軽量なアルミ合金を使ったフレームまで様々。
軽量なアルミ素材を使ったフレームは、10万円以下では買えません。
カーボンも同様に、軽量なカーボン素材であるほど値段が上がっていきます。
次に値段の差が出やすいコンポーネント。
コンポーネントは、変速機、変速シフター、チェーン、ブレーキなどの総称です。
シマノでいうと、ロードバイク用コンポーネントは6つのグレードがあります。
コンポーネント | 変速数 | ロードバイクの値段の目安 |
デュラエース | 2×11 | 50万以上 |
アルテグラ | 25~50万程度 | |
105 | 15~35万程度 | |
ティアグラ | 2×10 | 15~20万程度 |
ソラ | 2×9 | 10~13万程度 |
クラリス | 2×8 | 10万以下 |
上のグレードほど軽量で、変速がスムーズ。
またブレーキの効きもよくなります。
10万円以下のロードバイクでは、コンポーネントはクラリスが主流。
フロントが2速、リアが8速のコンポです。
近年はディスクブレーキ車も出てきていますが、リムブレーキ車に比べると1,2割程度は高くなります。
10万以下のロードバイクは、ディスクブレーキがほとんどありません。
ディスクブレーキ車はやや重くなる傾向にあるため、10万円以下のロードバイクはリムブレーキタイプがおすすめ。
10万円以下おすすめロードバイク
コーダーブルーム FARNA クラリス
コーダーブルームは日本のメーカーで、FARNA(ファーナ)はロングライドに最適なアップライトポジションのロードバイクです。
お値段は税別84,000円。
コンポーネントはクラリス(2×8)で、重量は9.5キロのリムブレーキ車です。
この価格帯では珍しく、フロントフォークがフルカーボンになっており計量化。
また、ブレーキも含めクラリスで統一してあるのもポイントです。
フレーム | アルミ |
フォーク | フルカーボン |
コンポ | クラリス |
ブレーキ | クラリス |
ホイール | シマノ WH-R501 |
タイヤ | コンチネンタル ウルトラスポーツ25c |
重量 | 9.5キロ |
値段(税別) | 84,000 |
NESTO FALAD PRO
ネストはコーダーブルームと同じ会社のネクストブランドのような存在。
FALAD PROは、この価格帯なのでFARNAと同様に、コンポーネントはクラリス。
税別81,000円で9.3キロなので、この価格帯の中では最強と言ってもいいでしょう。
ただし、フォークはフルカーボンではなく、コラム(芯)だけアルミのカーボンフォークです。
フレーム&フォークは、コーダーブルームのFARNAのほうがちょっとだけグレードが高い。
フレーム | アルミ |
フォーク | カーボン(コラムだけアルミ) |
コンポ | クラリス |
ブレーキ | クラリス |
ホイール | NESTOオリジナルホイール |
タイヤ | MAXXIS DETONATOR25c |
重量 | 9.3キロ |
値段(税別) | 81,000 |
NESTO ALTERNA
NESTO ALTERNAはフレームリア部に快適性を向上させる振動吸収機構「FLEXOR(フレクサー)」を採用し、アルミフレームながらも振動吸収性を強化したモデル。
コンポーネントはソラ(2×9)。
ソラで10万以下となるとほとんどないので、お買い得な一台と言えます。
6061のスタンダードなアルミ素材を使い、フォークはカーボン(芯はアルミ)。
重量も9.0キロとこの価格帯としてはまずまずの軽量性。
フレーム | アルミ |
フォーク | カーボン(コラムだけアルミ) |
コンポ | ソラ |
ブレーキ | ソラ |
ホイール | NESTOオリジナルホイール |
タイヤ | MAXXIS DETONATOR25c |
重量 | 9.0キロ |
値段(税別) | 90,500 |
MERIDA RIDE80
プロレースでも活躍するメリダの10万以下のロードバイクというと、RIDE80。
アルミフレームにフルカーボンフォーク、コンポーネントはクラリス。
重量は9.6キロとやや重めだが、実績のあるメリダのロングライド向きロードバイクなので人気は高い。
フレーム | アルミ |
フォーク | フルカーボン |
コンポ | クラリス |
ブレーキ | クラリス |
ホイール | MERIDAオリジナルホイール |
タイヤ | CST C-1985 25c |
重量 | 9.6キロ |
値段(税別) | 89,900 |
GIANT CONTEND2
https://www.giant.co.jp/giant20/bike_datail.php?p_id=00000207
世界一のメーカーともいわれるジャイアントのコンテンド2は、コンポーネントをクラリスにし、かつタイヤがほかのモデルよりも幅広の28mmになっていることで快適性を高めたモデル。
初心者でも扱いやすいように、サブブレーキレバーを搭載しているので街乗りなどでも便利。
人気が高いブランドなので、購入者も多いのがコンテンド2。
フレーム | アルミ |
フォーク | フルカーボン |
コンポ | クラリス |
ブレーキ | クラリス |
ホイール | GIANT S-R2 |
タイヤ | GIANT S-R3 AC 28C |
重量 | 9.9キロ |
値段(税別) | 86,000 |
この価格帯の特徴
10万以下のロードバイクについては、値段が拮抗しており性能差はあまりないのが特徴です。
NESTOのロードバイクは一部ソラが付いてくるモデルもありますが、フレームの性能としてはどれもほぼ互角。
見た目重視で選んでいいでしょう。
ジャイアントとメリダはプロレースでも活躍するメーカーなので、乗っている人も多いのが特徴。
コーダーブルームとネストは新興ブランドで、これからの活躍が期待される。