街の自転車屋が減っていった理由。

ずいぶん昔は、個人がやっている自転車屋さんはたくさんありました。
しかし今、家の近所で自転車屋さんを探そうと思うと、なかなか見つからないのが現状です。
あっても大手のチェーン店ばかり。

なぜ個人の自転車屋は衰退していったのでしょうか?



生活様式や考え方の変化

20年位前はまだインターネットも普及しておらず、アマゾンも楽天も無い時代。
今はどうでしょうか?
自転車ですら、ネット通販で買って、家まで届けてもらうこともザラな時代です。

そして、個人店だと自転車の在庫も多くはないけど、通販や大手大規模自転車店であれば、個人店では太刀打ち出来ないほどの種類も量もある。

個人店ではなかなか対抗できません。

また、量販店では、激安の自転車も多々あります。
激安の自転車は壊れるのも早いですが、買う層も耐久性を求めているわけではない。
壊れたら、修理するよりも買い換えたほうが安いケースも多々ある。

その結果、個人店に修理を求める人が必ずしも多いわけではない。

修理して大事に使うよりも、壊れたら使い捨ての文化。
これも個人店の衰退を後押ししただろうと考えます。

店舗を構えることは、それなりの固定費がかかります。
大手が近くに出来ると個人店は売り上げが下がる傾向になりますし、時代的にも厳しくなっていったというところでしょう。

自転車店の数は、1981年で3万8444店あったのが、2014年で1万1497店と3分の1以下に減っています。
これは個人店の衰退とも取れますし、大型店への集約とも取れるのですが、実態としては両方の効果、つまり個人店は衰退し大型店が躍進しているとみていいでしょう。

結果として困る人も


店舗数が減るということは、近所にあった自転車店がなくなる可能性があります。
その結果、今までは歩いて10分程度のところにあった自転車店でパンクの修理をしてもらっていた人たちが、歩いて30分の距離になるかもしれない。

その隙間を埋める可能性があるのが、出張形態の自転車修理屋さんと言えます。

出張になる分、出張料金が加算される可能性はありますので、料金としては店舗に持っていくよりも割高になる可能性もある。
しかし便利さを買っているわけですし、出張料金が驚くほど高額というケースもほとんどない。

むしろ出張料金が安過ぎるのでは?と思うことも。

出張の自転車修理店に予約を取ろうとすると、思っている以上に予約が埋まっていて、すぐに来てもらえないこともあります。
それだけ出張の自転車修理店を求める人がいるのです。

自転車として外で乗る以上、パンクすることを完全に防ぐ手段はありません。
パンクは運次第とよく言われます。

しかし2週間に一度でも空気を入れるだけで、パンクリスクを大幅に下げる効果があると言われています。
数分で終わる空気入れを、月に二回でもしておけばパンクする確率を大幅に減らせます。
自分で出来る最低限のメンテナンス、それが空気入れ。

シティサイクル(ママチャリ)のパンクを予防する、たった二つの方法。

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