MERIDA、10万円台で購入できるロードバイク4選。

MERIDAは台湾のブランドで、世界第二位とも言われる売上高を誇る名門ブランド。
世界中のロードバイクフレームは、ほとんどが台湾でOEM製造されているといわれますが、MERIDAはスペシャライズドをはじめとして様々なブランドのフレームを製造していることでも知られています。

台湾ブランドはコスパがいいと言われるのも、自社製造であることの強みからです。
今回はMERIDAの10万円台で購入できるお買い得ロードバイクを4つセレクト。

SCULTURA RIM100


MERIDAのSCULTURAはスクルトゥーラと読みます。
スクルトゥーラはオールラウンドに使えるレーシングバイクで、メリダの屋台骨を支える名作フレーム。

メリダのSCULTURAの特徴ですが、10万円台のお買い得ロードバイクであっても、フォークはフルカーボンを採用して軽量化を図っていること。
他社ではこの価格帯だと、カーボンフォークながらもアルミコラム(フォークの芯がアルミ)ということが多い。
アルミコラムとカーボンコラムでは、フォークの重量が200g程度変わってくるので、低価格帯ロードでも妥協しない精神は共感できるポイントと言えます。

SCULTURA RIM100はスクルトゥーラの中でも最も価格帯が安いロードバイク。
値段は税別99,900円となっており、コストダウンのためコンポーネントをシマノ クラリス(2×8速)にしているのがポイント。

フレーム アルミ
フォーク フルカーボン
コンポーネント クラリス(2×8速)
ホイール メリダ
タイヤ Maxxis Pursuer 700x25C fold
重量 9.4キロ
値段(税別) 99,900円

 

クラリス完成車のため、重量は決して軽いとはいえない9.4キロ。
しかし他社のクラリス完成車の中ではまあまあ軽量なほうと言ってもいいでしょう。

メリダの場合、アルミフレームのSCULTURAであれば原則としてフレーム性能は全て同じで、パーツスペックの違いだけとなります。

SCULTURA RIM400


SCULTURA RIM400は100よりも上位機種で、コンポーネントをシマノ105(2×11速)にしているモデル。
厳密に言うとSCULTURA RIM100とはフレームが異なり、ボトムブラケット(BB)の規格も異なる。
100ではBSA採用なのに対し、400では軽量かつ高剛性のプレスフィットを採用している。
しかしBB部以外のフレームスペックは同等と見ていいでしょう。

フレーム アルミ
フォーク フルカーボン
コンポーネント 105(2×11速)
ホイール メリダ
タイヤ Maxxis Pursuer 700x25C fold
重量 8.9キロ
値段(税別) 149,900円

 

105採用なので、ギアの選択肢が増えるのが嬉しいところ。
重量も8キロ台と軽量になる。

SCULTURA 200


MERIDAのロードバイクは、リムブレーキの場合には車種名に「RIM」と付く。
ディスクブレーキの場合は特に表記が無いのが特徴です。

SCULTURA200はディスクブレーキになっており、メリダのディスクブレーキ車の中では最もお買い得なモデルで、税別129,900円。
コンポーネントはシマノ ソラ(2×9速)。
ソラには油圧ディスクブレーキが無いため、ワイヤー引きの機械式ディスクブレーキになっており、機械式ディスクを採用することでコストダウンしているのが特徴です。

機械式ディスクブレーキの場合、ブレーキレバーの引きの軽さは油圧ディスクブレーキに比べると劣ります。
しかしコスト面では大幅に安くなる。

フレーム アルミ
フォーク フルカーボン
コンポーネント ソラ(2×9速)

機械式ディスクブレーキ

ホイール メリダ
タイヤ Maxxis Pursuer 700x25C fold
重量 9.7キロ
値段(税別) 129,900円

 

ディスクブレーキ車の場合、リムブレーキ車よりも重量が重くなってしまうのが難点。
下位グレードのSCULTURA RIM100と比べても重量が重くなるものの、雨天などウェットコンディションでもブレーキング力が低下しづらいのがディスクブレーキのメリットになります。

唯一SCULTURA200で注意したほうがいいのは、フレームの規格が古いこと。
2021年現在で流通しているディスクブレーキ車のほとんどは、リアエンド幅が142mmのスルーアクスル規格になっているのに対し、SCULTURA200についてはリアエンド幅135mmになっています。

そのため、ディスクブレーキ用ホイールでも適合しないものもあるので、注意が必要です。
シマノホイールの場合は全く使えません。
マヴィックの場合、ほぼ全てのディスクブレーキ用ホイールがアダプター対応で対応していますが、フルクラムやカンパニョーロのホイールは一部が対応しない可能性があります。

ホイールをグレードアップさせたい場合に、選択肢が減ることが難点です。

RIDE80


MERIDAのRIDE80はエンデュランスロード。
SCULTURAがレーシングバイクでレース向きなのに対し、エンデュランスロードのRIDE80はややアップライトなポジションになっており、ロングライドをより快適に乗りこなしたい人に向いています。
MERIDAのラインアップの中で、税込価格でも10万円を下回る唯一のロードバイクです。

コンポーネントはシマノ クラリス(2×8速)を採用。
この車種にはRIMと付いていませんが、ブレーキタイプはリムブレーキになります。

フレーム アルミ
フォーク フルカーボン
コンポーネント クラリス(2×8速)
ホイール メリダ
タイヤ CST C-1985 25C
重量 9.6キロ
値段(税別) 89,900円

 

ややアップライトなポジションになっているため、スピードをガンガン上げて乗りたい人には不向き。
スピードにこだわるのであればSCULTURAを、快適性重視ならばRIDEを選ぶのがいいでしょう。

以上、MERIDAの10万円台ロードバイク、4セレクトでした。

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