自転車ライトには点滅モードが搭載されています。
道路交通法上、ライトをつける義務があるのは夜間やトンネル内、濃霧など見通しが効かない場合だけなので昼間は点灯義務がありません。
夜間の点滅モード
道路交通法上、夜間に点滅モードを使うことは必ずしも違反ではありません。
ただし、「幻惑させるおそれがある灯火」は道路交通法76条4項7号により各都道府県の規則によって禁止されています。
自転車ライトには「ハイパーフラッシュ」や「ハイパーコンスタント」など点滅が素早いモードがあります。
キャットアイでは「デイタイムハイパーコンスタント」と呼びますが、このモードを夜間に使うと幻惑効果があり対向車が危険な状態になりかねません。
「デイタイム」とついているように、このモードはデイライトとして使うことを想定しています。
緩やかな点滅モードは目潰しにはなりませんが、角度を間違えると対向車や後続車は目潰し幻惑効果により事故を起こすきっかけになりかねません。
点滅ライトの被視認性
自転車リアライトは点滅モードにして自転車の存在をアピールし、追突を防ぐ効果があります。
しかし素早い点滅モード(ハイパーフラッシュ)は後続車が幻惑するおそれがあり、大変危険です。
フロントライトについても、ハイパーフラッシュモードは対向車からすると迷惑。
日中のデイライトとして使う分には構いませんが、夜間は通常の点灯モードを使うほうが好ましいと言えます。
フロントライトは角度にも注意。
水平よりもやや下向きにするのがお約束です。
自転車の前や後ろに立ってみて、自分のライトが目潰しになっていないか確認してから使いましょう。