自転車の車輪には、スポークという金属製の針金みたいなもので支えられています。
ママチャリの場合、スポーク数が多めなので、一本折れたくらいだとそのまま使えてしまうことも多いのが現状。
ロードバイク用のホイールの場合だと、スポーク数が極端に少ないため、一本折れただけで横にブレてしまい、ブレーキシューと当たって全く走れなくなってしまうこともありますが、ママチャリはスポーク数が多いので、折れても何とか走れる。
しかし、早めに修理しないとどんどんややこしくなってしまうので注意が必要です。
スポークの役目
ホイールの外周部をリムと言いますが、スポークの役目は、リムを真円形に保つこと。
スポークのテンションを調整することで、車輪が真円形を保つことが出来ます。
ロードバイク用ホイールの場合、空気抵抗を軽減することや、軽量化のためにスポーク数が極端に少なくなっています。
そのため、たった一本スポークが折れただけで、まともに走行することが困難になってしまう。
ロードバイク用ホイールの場合、前輪が16本、後輪が21本など少ないスポーク本数のことも多い。
ママチャリの場合はスポーク数が36本や32本はあるため、たくさんのスポークでリムを支えています。
16人でやっている仕事の場合と、36人でやっている仕事の場合、たった一人がサボったことを考えてみましょう。
16人でやっている仕事のうち、1人がサボれば残り15人で頑張るしかない。
36人でやっている仕事の場合、1人サボっても残りはまだ35人もいる。
スポーク数が多いほうが、一本折れてもまだ走れてしまうことがほとんどです。
その代わり、よーく見ると左右にブレて回転するようになってしまいますが・・・
スポークの役目は、車輪の形を維持することにあります。
折れたスポークを放置すると
ママチャリの場合は、一本スポークが折れた程度ならそのまま走れてしまいます。
しかし、元々32人とか36人で頑張って真円形を保っていたのが、1人サボりだすことでいびつな楕円形に変わってしまいます。
ママチャリならそのままでも乗れますが、そのままで乗り続けるとほかのスポークがどんどん疲れていって折れやすくなるばかりか、リムの変形が定着してしまいスポークを直しても真円形にはならなくなってしまう恐れもあります。
一本折れても何とか使えると思って放置すれば、他のスポークも折れたり、リムが歪んでリムまで交換しないと直らなくなってしまうことも。
どんどん修理代金が高くなってしまうだけなので、スポークが折れたら、曲がっているのを見つけたら、なるべく早く修理に出したほうがベストです。
ママチャリの場合、鍵が引っ掛かるところあたりのスポークが折れたり、曲がったりすることが多いようです。
鍵を掛けたまま発進してしまえば、折れたり曲がってしまう原因になります。
ちょっと移動させるだけというときでも、鍵を一度開錠してから移動させたほうが無難です。