ロードバイクやクロスバイクのチェーンを交換するときには、チェーン切り工具が必須。
チェーン切り工具はいろいろありますが、なるべくケチらずにいいものを持っておくことがおすすめです。
チェーン切り工具
自転車のチェーンは、このようなピンで接合されています。
チェーン切り工具は、このピンを押し出すために使うものです。
また切ってあるチェーンを繋ぐときにはピンを押し込むために使います。
チェーン切り工具にもいろいろあり、このようにハンドル部がしっかりとしていて大きいものもあれば、
このような簡易型チェーン切りもあります。
お値段でいうと、2~3倍程度違うようです。
どちらも使い方は同じ。
チェーン切り工具にチェーンをセットし、工具の太いところを握って、ハンドルを回していくだけ。
大きい工具と簡易型工具の差は使ってみると歴然。
ハンドルの回しやすさが全く違う。
体感的には、簡易型の場合は倍近いトルクを加えないとピンが抜けないような印象すらあります。
簡易型の場合は余計に力が必要になるため、ズレやすい。
その結果、チェーンに対してやや斜めに力が加わってしまい失敗してしまうこともあります。
そして工具自体の精度もやや劣るため、うまく切れない・繋げないままで終わってしまうことも。
チェーン交換は、自転車店に依頼すれば工賃が1500円程度、チェーン代は別でやってくれるところが多いと思いますが、3回もチェーン交換すれば元を取れますので、ロードバイクに乗る人なら持っておいて損は無いでしょう。
クロスバイク乗りの人は、チェーン交換の頻度がそれなりに高いようなら持っておいて損は無いですし、それほど難しい作業ではないため、一度覚えると自転車店わざわざ依頼する理由がなくなります。
工具はそこそこのものを
チェーンを切ったり繋いだりすることはそれほど難しいことではありませんが、初心者が簡易型で挑戦すると失敗するケースも出てきます。
しっかりした工具の場合は、ミスする確率が大きく下がりますので、しっかりした工具を持っておいたほうがいい。
シマノ11速チェーンには、ピンでの接合ではなく、クイックリンクと呼ばれる接合のものもありますが、ピンで接合したほうが強度は上のような感じがします。
簡易工具で失敗するよりも、もう少しお金を出してしっかりした工具を持っておいたほうが後々まで役に立つでしょう。
簡易工具は、それなりに慣れた人向きと言えます。