自転車修理をお願いするときは、具体的な不具合についてきちんと伝えないと、見当違いの修理をされてしまうケースもあるようです。
きちんと伝える、確認するのが大切。
不具合を共有する
どのような自転車の不具合・故障であっても、実際に依頼するお客さんが、その状態を修理作業者に伝えることが大切です。
伝えるというのは、不具合を共有すること。
言葉で伝えて、お客さんと修理作業者がその状態を共有して、実際にどのような不具合なのかを修理作業者に理解してもらうことが必要になってきます。
単に言葉で伝えるだけの場合、修理作業者は言葉では聞いているものの、不具合が実際にどのような状態なのかを理解できるとは限りません。
そのため、修理してもらいたい自転車の前で、お客さんと修理作業者が実際に会って、実際の動作としてお互いが確認することが大切になります。
不具合が出るのが、どういう状況なのか、どうなるのかを言葉で伝えることはできます。
しかしそれが実際にどのような状態なのかを実演することが大切。
そのため、ほとんどの自転車修理店では、不在中に直しておいて欲しいという要望には応えないところが多いようです。
これは言葉で不具合を聞いていても、お客さんが伝えようとした内容と、作業者が理解した内容に相違が出る可能性があるため。
実際に動作確認をして、お互いに不具合を共有することが大切です。
単純なパンクでも
単純なパンクの場合、不在中に直しておいてもらえると嬉しいと思う人もいるかもしれません。
しかしこれについてもお勧めしません。
パッチ修理で終わるケースもあれば、チューブ交換やタイヤ交換まで必要になることもあります。
パッチ修理で終われば1000円程度ですが、チューブ交換やタイヤ交換などになればどんどん費用が掛かります。
1000円で終わると誤解していたお客さんが見ていない間にタイヤ交換やチューブ交換になった場合に、トラブルになる可能性が出てきます。
そのため、多くの出張自転車修理店では、どのようなパンクなのかをお客さんにみてもらい確認させる作業が入ってきます。
これを怠ると、後々トラブルになる可能性があるため、不在中の修理はお断りの出張自転車修理店が多いようです。
不在中に修理してもらえたら便利と思うかもしれませんが、あまり好ましいことではありません。
お客さん自身の利益を守るためにも、修理作業はきちんと立ち会って、どのような修理になるかを確認することが大切。