時々聞く話。
ママチャリのパンク修理を頼んだら、翌日朝には空気が抜けてペッチャンコになっていたという話。
この場合、自転車店の作業ミスの可能性もあれば、全く別の原因でパンクした可能性もあります。
自転車店の作業ミスではないケース
自転車店にパンク修理を依頼し、乗って帰ってきた場合。
この間に、修理した場所と全く違うところにパンク穴が出来てしまうこともあります。
このような場合、より正確に書くと二つの原因が想定されます。
①自転車店から乗って帰ってくる途中で、釘など異物を踏んでパンクしたケース
外を走った以上、パンクする確率はゼロではありません。
とは言え、かなり稀なパターンかもしれません。
この場合、もう一度チューブを見ればある程度判明します。
②修理依頼時に複数個所のパンクがあり、見逃していたケース
最初に自転車店にパンク修理をお願いしたときに、実は2カ所の穴があったとします。
一か所は修理して塞いだけど、もう一か所は気が付かなかった。
一般的には、穴が残ったままだと空気を入れてもすぐにタイヤがペッチャンコになってしまいます。
しかしスローパンクと言って、極小の穴の場合には数時間程度は空気が入ったままになることも。
残念ながらこういうケースも時々あるようです。
お客さんとしては、もう一回自転車店に行く手間が面倒。
再び工賃が掛かるので割高になってしまうのが難点です。
一般的にパンク修理の場合、一か所までは1000円、パンク二か所なら+200円などの工賃になっていることが多い。
しかし二日目に再び行くと、また1000円取られてしまうことも一般的。
最初から二カ所とも見つけてくれていれば1200円で済んだのが、二日に分ける形になるので2000円になってしまう。
きちんと水試験をしているかどうか
自転車店にパンク修理をお願いすると、水につけてパンク穴を調べます。
一か所パンクが見つかっても、念のためチューブ全体を調べる自転車店が一般的です。
ところが中には、水試験すらしない場合もあるようです。
虫ゴムが劣化しているのを発見したから、虫ゴムを交換した。
空気を入れたらパンパンのままなので修理完了としたが、実際にはスローパンクがあったために翌日にはペッチャンコになっているケースも。
何のために自転車店にお願いしたのか、これでは意味がありませんね。
まともな自転車店であれば、チューブを水につけて全周に渡って調べてくれます。
ちょっとの手抜きでお客さんは大きな手間がかかるので、手抜き自転車店には注意しましょう。