シマノのスプロケットは、ほとんどがトップギア(重いギア)が11Tもしくは12Tになっています。
ロードバイクのジュニア選手の場合、大会規定で重いギアを使うことが禁止されています。
そのため、ジュニア選手が大会規定に沿った形で出場するためにジュニアカセットスプロケットというものがあります。
ジュニアカセットスプロケット
ジュニアカセットスプロケットは、トップギア(重いギア)が14Tになっているのが特徴。
11s用~9s用まで3種類用意されています。
品番 | 歯数 | |
11s | CS-R8000 | 14-28T |
10s | CS-6600 | 13-25T、14-25T、15-25T、16-27T |
9s | CS-HG50-9 | 14-25T |
これらは重いギアを排除してあるジュニア用ですが、大人でも使用する人はそれなりにいます。
トップ11Tや12Tは、多くのサイクリストは下り坂くらいでしか使わないのが実情。
下り坂でもスピードを出さないサイクリストは、重いギアを排除して軽いギアが充実しているほうが使いやすいこともあります。
トップ14Tなら
ジュニアカセットの中には、10速用ですがトップギアが15Tや16Tになっているものもあります。
トップ14Tであればほとんどのフレームに入ると思いますが、トップ16Tまで行くとフレームとチェーンが干渉してしまうケースもあるため、実物で合わせてみないとわかりません。
最近のスプロケットは、ロード用でもローギアが32Tや34Tのものも増えています。
ジュニアカセットはローギアが28Tや25Tになっているため、11sの28Tはともかく、10s以下はやや使いづらい。
10sのCS6600については、もう4世代も前のアルテグラです。
現行アルテグラがR8100、その前はR8000、6800、6700、6600となっています。
古い時代はローギアが25Tなんてこともザラでしたが、最近のスプロケットはワイド傾向。
今の時代とは合わない面もありますが、先日発表された新型アルテグラにはまだジュニアカセットスプロケットが発表されていません。
今後に期待ですね。