ママチャリの鍵というと、馬蹄錠。
多くの人は馬蹄錠だけでロックしていると思いますが、馬蹄錠はマイナスドライバーがあればすぐに破壊できてしまうような脆い物です。
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馬蹄錠の破壊
馬蹄錠の壊し方は、ユーチューブで探せばいくらでも出てきます。
マイナスドライバーのように、どこの家庭にも置いてあるような工具で破壊できてしまうような脆いもの。
鍵を無くしてしまった場合にも、自転車屋さんを呼ばなくても自分で破壊することが出来ます。
ワイヤーロックの場合
スポーツサイクルの場合は馬蹄錠がついていないものがほとんどで、別売りでワイヤーロックを購入して鍵を掛けることが一般的。
ワイヤーロックの場合、鍵にもよりますがワイヤーカッターがあれば瞬時に切断できてしまう問題があります。
そのため近年、鍵のメーカーは工夫を凝らしていて、ワイヤーカッターでは切断が難しいような特殊な鍵を販売しています。
最も有名なのはABUS(アブス)。
一般家庭にもあるようなマイナスドライバーでは開きませんし、通常のワイヤーカッター程度では歯が立たない。
このような強力な鍵をつける人も増えています。
馬蹄錠は誰でもすぐに破壊できてしまうし、ワイヤーロックの安物はワイヤーカッターがあればすぐに切断できてしまう。
ちょっと高いですが特殊な鍵をつけることが防犯対策になると言えます。
盗まれやすい自転車
自転車の窃盗の多くは、家やマンションなど駐輪場と言われています。
駅でも役所でもショッピングセンターでも、自転車を停めるのは駐輪場。 駐輪場は自転車の盗難に遭いやすい場所としても有名です。 駐輪場は自転車盗難の温床 こちらの記事でも、自転車の盗難が多い場所として、駐輪場を挙げています。 https://www2.ctv.co.jp/news/2...
また、盗まれる自転車の約6割は無施錠、つまり鍵を掛けていなかったことが原因とされます。
数日前に、都内のラーメン店から高級自転車が盗まれる事件が起こり、その防犯カメラの映像が出ている。 このケースでは無施錠、つまり鍵を掛けずに駐輪していたとなっている。 自転車が盗まれてしまう原因の6割、7割は無施錠と言われている。 盗まれる原因、無施錠 警視庁管内(東京都)...
一般的なママチャリの場合、わざわざマイナスドライバーでこじ開けてまで盗む理由が少ないのが実情で、盗んでも転売して利益を得ることがほとんど出来ません。
そのため、ママチャリの馬蹄錠を破壊してまで盗んでいくのは、イタズラ目的や、移動の脚としてちょっと使いたいだけなどの理由が考えられます。
高額なロードバイクの場合は、転売して利益を得るために盗む人がいます。
そのためロードバイクは、駐輪場には停めずに室内保管が原則。
出先でも長時間停めないことや、どうしても長時間停める必要があるときにはワイヤーカッターでは切断が出来ないような高価な鍵である必要が出てきます。
すぐに破壊できるので
ママチャリの馬蹄錠は、一般家庭にあるようなマイナスドライバーで破壊できてしまいます。
鍵を掛けずに駐輪するのは論外ですが、馬蹄錠を掛けていても安心できるようなものではないことは知っておいたほうがいい。
ママチャリであっても盗まれたくない自転車であれば、もう一個鍵をつけて、地球ロックすることが大切。
柱や柵などに鍵で括りつけることを、地球ロックといいます。
なお馬蹄錠を破壊して取り外したままにしていると、警察としては窃盗車の疑いがあるとして職務質問の対象になることも。
防犯登録はきちんとしておかないと、疑われることになるので注意が必要です。