某中古自動車店で様々な不祥事が明るみに出ています。
不祥事の一つに顧客の車を故意に破壊し水増し請求をしていた話が出ていますが、自転車修理店でも残念ながら似たような話を耳にするので笑えない。
自転車修理店が故意に破壊
「故意に」というフレーズを使うとちょっと強いイメージになってしまいますが、自転車修理業界で聞く話としては「その方法で修理するとその場は改善したように見えるが、長い目でみたらマイナス」という作業なので、問題になりにくいのかもしれません。
例えば、馬蹄錠にカギを差し込んだときに動きが悪くなっている場合がありますが、ちゃんとわかっている自転車修理店であれば鍵穴専用スプレーを使います。
鍵穴に一般的なオイルを注油すると、その場では改善するので喜ばれます。
しかし、オイルはホコリや汚れを引き寄せるため、むしろ寿命が短くなり破壊活動になってしまいます。
パンク修理にしても、本来ならチューブ交換しないとダメなケースまでパッチ修理をして、その場は直ったかのように見せる。
しかし、パッチ修理では無理があるからチューブ交換しなければダメなケースだったわけで、すぐにパンクが再発します。
修理店はパッチ修理代と後日チューブ交換代の両方を得ることができますが、ちゃんとした自転車修理店であれば最初からチューブ交換代金のみで済んでいます。
ほとんどの自転車修理店はちゃんとしている
もちろん、ほとんどの自転車修理店はちゃんとした修理をしているので、悪徳な自転車修理店はごく一部に過ぎません。
車の修理に比べてはるかに安いことからあまり問題にはされませんが…
大なり小なりどの業界でもおかしな修理をする人たちがいますが、こればかりは消費者側が見抜くことは困難です。