ママチャリ用のパンク防止剤というと、インターネットで調べるととにかく評判が悪い。
パンクしたときに穴が塞がらず、液体が噴出して汚れることであったり、パッチ修理を断られて問答無用でチューブ交換になるなど・・・
この手のパンク防止剤については、絶対的な前提条件があります。
2週間に1度など、空気を入れて適正な空気圧に保っている人限定でしか効果が望めない。
空気圧が不足していることで起こるタイプのパンクには、一切効果が無い。
EVERSパンクシーラント
EVERSのパンクシーラントは約6㎜までのパンク穴を塞ぐとされています。
実際に6㎜というと相当大きな穴なので、そこまで期待するのは酷。
けどこれも、2週間に一度など空気を入れて適正空気圧に保っている人にしか効果はありません。
ママチャリのパンクの場合、約7割は空気圧不足によるものと言われます。
空気を入れることを怠った結果起こったパンクについては、パンク防止剤で穴を塞ぐ効果はありません。
ちゃんと空気を入れている人が、残り3割のパンク(釘や針金を踏んで起こるパンク)を防いでくれるものです。
実際に使ったことがある人に言わせると、タイヤ交換したときに、パンク穴を塞いだ後があったから効果があったのだろうと言ってました。
効果があるときはあるけど、絶対塞いでくれるものではないことにも注意。
自転車店の中には嫌がるところも
パンク防止剤が入っていてもパッチで修理することは可能なのですが、嫌がる自転車店もそれなりに多く、パンク防止剤が入っていると有無を言わさずチューブ交換になることもあるようです。
これはその自転車店の方針なので、文句を言うならよその自転車店に行ってくれとなるだけ。
パンク防止剤を扱っている大手チェーン店の場合は、チューブ内のパンク防止剤を絞り出してパッチ修理するようです。
しかし個人店ではやってくれないことも多く、普段から個人店の自転車屋さんに修理をお願いする人であれば、パンク防止剤を入れておかないほうが無難。
なお、パンク防止剤とパンク修理剤は全く違うものです。
防止剤は先に入れておいてパンクを予防するもの。
修理剤はパンクしたときに使うもの。
修理剤についても、必ずパンクが直るわけではないのでご注意を。