自転車店によっては、空気入れを無料でしてくれるところもあれば、有料のところもあります。
店員が空気を入れてくれるところもあるし、空気入れを貸してくれるところもある。
空気入れくらい無料でやってほしい!とする声もチラホラ。
自転車店の苦悩
自転車店の外に空気入れが置いてあり、ご自由にどうぞの自転車店もあります。
これは自転車店側の好意であって、店員の手を煩わすこともない。
ですがこのように無料でお貸しする空気入れ。
壊されてしまうことがあるのです。
空気入れは安いものであれば1000円ちょっとで購入できます。
自転車店も経費を掛けておいているので、壊されると悲しい。
本来このような手動式ポンプは、壊れることはほとんどありません。
毎日使ったとしても数年普通に使えるもの。
空気入れを借りたお客さんもわざと壊したわけではないにせよ、手荒に扱って壊してしまうことがある。
そのようなことが続くと、自転車店も無料で貸したいとは思わなくなるし、有料にするか、貸し出しをやめるかの二択になります。
コインを入れて使う有料のコンプレッサータイプも時々見かけますが、コンプレッサータイプの空気入れであれば購入するのによりお金が掛かる。
お金を掛けて設置したものなので、50円くらい取るところが多いと思います。
店員が入れてくれる
空気入れを貸しだすと壊されることが多いため、店員が空気を入れてくれるところもあります。
この場合、店員がわざわざ作業をしてくれるので、工賃が発生するのが一般的。
ところがお客さんの立場からすれば、店員が入れてくれなくてもいいから空気入れだけ貸して欲しいと思う人は多いのです。
ここが問題で、お客さんによっては空気入れを壊してしまう。
壊されると悲しいから店員が空気を入れる。
店員が空気を入れる以上、工賃が発生する。
工賃を払ってまで空気を入れて欲しいとは思わないから、空気入れだけ貸して欲しい。
このような悪循環で自転車店側としても貸したくないと思うところは多いですし、お客さん側はたかだか50円程度でも払いたくないと思う人もいる。
大手自転車チェーン店だと
ところが大手の自転車チェーン店の場合、空気入れは店員がやってくれるけど無料というところも多いのです。
店員さんが作業してくれたのにタダ。
これはどういうことかというと、お客さんの自転車を預かって空気を入れる段階で、ちょっとした自転車のトラブルを指摘できるチャンスが生まれるわけです。
タイヤがすり減っているのでもうちょっとしたら交換したほうがいいですよとか、ここにガタつきがあるので近いうちに修理したほうがいいですよなど。
もちろんゴリ押しするようなことはしません。
こういう声かけをすることでビジネスチャンスが生まれる可能性がある。
そのために無料で空気入れを実践しているというだけのこと。
ところが個人店の場合、手を割く方がマイナスという発想に陥りやすいため、有料にしているところが多いように感じます。
どちらがいいかは考え方次第ですが、根本的なところでいうと自転車の空気入れは2週間に一度くらいはしたほうがパンクリスクを大きく下げることが出来るので、空気入れを自宅に持っておくことが一番と言えます。