12月1日より、4輪自転車の歩道通行が可能になります。

高齢者でも安心して乗りこなせると評価を受けている4輪自転車。
3輪自転車は時々見るものの、4輪自転車は見たことない人も多いかもしれません。

3輪自転車は、高齢者でも転ばないと誤解されて買ってしまう人もいるのですが、実は3輪自転車はバランスが非常に難しく、2輪の自転車よりも難しい。

今まで道路交通法では、普通自転車は「二輪又は三輪の自転車で、他の車両を牽けん引していないもの(道交法63条の3)となっていたため、4輪の自転車は普通自転車扱いとはならず、常に車道を走るしかありませんでした。
2020年12月1日より、改正道路交通法で4輪自転車も「普通自転車」となりますので、歩道の通行も可能になります。

4輪自転車も歩道の通行が可能に

今までの道路交通法では、

第六十三条の三 車体の大きさ及び構造が内閣府令で定める基準に適合する二輪又は三輪の自転車で、他の車両を牽けん引していないもの(以下この節において「普通自転車」という。)は、自転車道が設けられている道路においては、自転車道以外の車道を横断する場合及び道路の状況その他の事情によりやむを得ない場合を除き、自転車道を通行しなければならない。

普通自転車は2輪か3輪となっていたため、4輪自転車は車道以外を通行することが出来ませんでした。
2020年12月1日から道路交通法が改正され、4輪自転車も「普通自転車」となります。

そのため、今までは認められていなかった歩道の通行も可能になります。

4輪自転車を求めるのは、高齢者がほとんど。
転びにくい構造なので安心感があり、高齢ドライバーによる自動車事故が社会問題化している中、新しい乗り物として注目されています。
高齢者が求める4輪自転車なのに、車道しか通行できないのは怖いという声が反映されたのでしょう。

歩道では徐行がマスト

今まではこのような、歩道の中にある自転車通行スペースであっても、4輪自転車は通行することが出来ませんでした。
しかしこれからは4輪自転車で通行することが可能になります。

自転車が歩道を通行してもいい条件は三つしかありません。

・「自転車通行可」の標識がある歩道
・12歳未満、70歳以上
・車道を通行するのが危険なとき

歩道を通行してもいい場合でも、歩道では徐行することとなっています。
あくまでも歩行者が優先。
電動アシスト自転車でスピードを出して歩道を通行する人も見かけますが、違反になります。

(普通自転車の歩道通行)
第六十三条の四
2 前項の場合において、普通自転車は、当該歩道の中央から車道寄りの部分(道路標識等により普通自転車が通行すべき部分として指定された部分(以下この項において「普通自転車通行指定部分」という。)があるときは、当該普通自転車通行指定部分)を徐行しなければならず、また、普通自転車の進行が歩行者の通行を妨げることとなるときは、一時停止しなければならない。ただし、普通自転車通行指定部分については、当該普通自転車通行指定部分を通行し、又は通行しようとする歩行者がないときは、歩道の状況に応じた安全な速度と方法で進行することができる。

4輪自転車の問題点

高齢ドライバーの車の事故が社会問題化している中、免許を返納して自転車に切り替えるエースも増えています。
残念ながら、高齢者の自転車事故も増加しているのが現状。

転びにくそうと勘違いして3輪自転車を買ってみたら、バランスを取れずにむしろ転倒する事例もあるようです。
自転車メーカーも、3輪自転車は高齢者向けではないと書いていることも。

今まで以上に高齢者の自転車需要が高まるので、4輪自転車を求める人は増えると思いますが、まだ製造しているメーカーが少ないのが難点。
有名なところでは、こちらの株式会社 協栄製作所さんくらいしかないのが実情です。

https://kyoei-seisaku.co.jp/kenkyakun/

今後大手メーカーも4輪自転車を開発するかもしれませんが、現状で信頼性が高い4輪自転車となると上記くらい。
重心も低く、4輪で転倒リスクが少ないので、今後新しい高齢者向け自転車として注目を浴びるでしょう。

とは言っても、高齢者の転倒を全て無くすことは難しいので、ヘルメットは被っていたほうがいい。


近年は自転車事故による賠償金が高額になる傾向にあるため、自転車保険も忘れずに加入しましょう。

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