カーボンシートポストに変えたときに、きちんと締めたつもりでもだんだん下がってくることがあります。
そういう時には、フィニッシュラインのファイバーグリップがオススメ。
フィニッシュライン ファイバーグリップ
シートポストはクランプによる締め付けで固定されていますが、だんだん下がってきてしまう場合があります。
この場合、締めつけるトルクを大きくするか、摩擦係数を増やすかのどちらかになりますが、カーボンパーツは締め付けが強すぎると割れる恐れが出てしまう。
そのため、ファイバーグリップで摩擦係数を上げて固定する方法が一般的です。
フォークコラムにも使う場合がありますが、フレームメーカーによってはフォークコラムにファイバーグリップを使うことを禁止している場合もあるので、説明書を読んだ上で使うことが大切です。
どうしてもこのファイバーグリップの場合、カーボンパーツに微細な傷がつくことがあります。
トルク管理もしっかりと
カーボン製パーツの場合、締めつけるトルクが指定されていることが一般的。
トルクを管理するために、トルクレンチを使うこともロードバイクでは一般的です。
ただし注意点があります。
指定トルクの数字が書いてある場合、原則はそのトルク値よりも低い数字で締めることが大前提。
5Nで指定されていれば、これは製品が耐えられるマックスの数字なので、それよりも低いトルクで固定します。
ファイバーグリップを使う場合、摩擦係数が上がるためトルク値もやや低めで問題なく固定できることが多いですが、ファイバーグリップを使いさらに締め付ける力が強すぎるとカーボンパーツが割れる恐れもあるので、不安であれば自転車店に任せてしまったほうが無難です。
ファイバーグリップも、これだけの量はなかなか使いきれないので、自転車店にお願いしたほうがいいかもしれません。