今はメジャーな素材とは言い難いクロモリフレームですが、その昔はツールドフランスなどもクロモリフレームでした。
競輪は今もクロモリフレームです。
クロモリフレームの場合、アヘッドステムとスレッドステムの二種類があります。
それぞれのメリットとデメリットを。
アヘッドステムとスレッドステム
今のロードバイクはカーボンフレームやアルミフレームが主流なのでアヘッドステムのみと言っても過言ではありません。
スレッドステムは事実上、クロモリフォークに限定されます。
スレッドステムはこういうタイプ。
アヘッドステムはこのようなタイプ。
それぞれメリットとデメリットがあります。
アヘッドステム | スレッドステム | |
メリット | 主流の規格なので種類が豊富
フォークコラムが太くなるので剛性面では有利 交換しやすい |
高さの調整が細かく出来る |
デメリット | スレッドよりも高さの調整が大雑把になる | 種類が少なく選択肢が少ない
剛性面ではアヘッドに比べて不利 |
スレッドステムの場合はネジ切りが必要なので、事実上クロモリフォークに限定されます。
クロモリフォークとカーボンフォークでは大きく重量が異なるので、軽量性ではカーボンフォークのほうが有利。
スレッドステムは現在は主流とは言えない規格ですが、昔ながらの見た目になるので見た目で選ぶ人も多い。
見た目で選んでいい
主流派アヘッドステムですが、クロモリフレームの細身な感じにはスレッドステムのほうが似合うこともあり、あえてスレッドステムを選択する人も多い。
コルナゴのマスターはクロモリフレームですが、アヘッドステムとスレッドステムを選択できます。
このようにステムを選択できるものもありますが、現在はクロモリフレーム自体が少ないためそこまで選択肢が多いわけでもありません。
クロモリフレームの醍醐味の一つは、オーダーフレームが可能なこと。
パナソニックのクロモリフレームなども人気が高く、カラーリングも含めてオーダー可能。
なお、スレッドステムをアヘッド化するためのアダプターも販売されています。
アヘッドステムをスレッド化出来る場合もありますが、こちらは専門的な技術が必要な上に必ずできるわけではありません。
クロモリだとスレッドのほうがカッコいいなと筆者は感じますが、お好みでどうぞ。