チューブの耐用年数は何年?

自転車のチューブはゴムで出来ているので、使っているうちに劣化していきます。
実際のところ、パンクしたときに交換するケースが多いとはいえ、寿命があるので本来は定期的に交換すべきもの。

チューブの寿命、耐用年数はどれくらいなのでしょうか?

明確な品質保持期間はない


筆者が知る限り、どこのメーカーでもチューブの耐用年数を定めていない。
一度大手チューブメーカーに聞いてみたこともあるのですが、チューブの場合は使用環境や保管状況などによって大きく変わるため、品質保持期間や耐用年数を定めていないようです。

かといって、パンクしない限り10年でも使えるのかというと、答えはノー。
パナソニックの場合は、シティサイクルは約3年で交換すべきとしています。

自転車のチューブの寿命は、使用頻度や走行距離に大きく左右されますが、一般的なシティサイクル(ママチャリなど)は約三年、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツタイプは走行距離が3000km~5000km位で寿命が来ると言われています。

チューブはタイヤの中にあるので、外から見たところは劣化の状態がわかりませんが、タイヤにヒビが入ったり、タイヤの溝がすり減ってきた頃には、チューブも相応に劣化していることが予想されます。タイヤを交換するときにチューブも一緒に交換するのがいいでしょう。

また、自転車がパンクした場合、チューブを交換せずに穴をふさいでパンクを修理することがありますが、同じチューブに何箇所も修理箇所があるとチューブの強度が下がります。パンク修理は2回を目処に、3回目のパンク時にはチューブを新品に交換するようにしましょう。

https://ec-plus.panasonic.jp/store/page/contents/bicycle_maintenance/

自転車でよくあるトラブルというと、パンク。
新しいチューブに交換したてでも、運が悪いとその日のうちにパンクします。
もちろんそのようなケースは稀なことですが、品質保持期間という表現にしてしまうとメーカーの責任となりかねない。
なので明確な品質保持期間や耐用年数を定めるのは不合理なので、状態を見て交換しましょうという扱いになるようです。

ゴム製品なので、半永久的に使えるということはありません。
パンクしていなくても、3年程度で交換すべきものと言えます。

チューブが劣化する原因

チューブはゴムで出来ているので、ゴムは自然に劣化していきます。
そのほか、空気圧が足りていない状態で乗っていると、タイヤの中でチューブが擦れていくのでどんどん削られて薄くなっていきます。

これは適正な空気圧で乗っていてもゼロではないので、パンクしていなくても3年程度で交換すべきもの。
下り坂でスピードが出ているときや、大切なお子様を乗せているときにパンクすると、最悪の場合は転倒してしまいます。
未然にリスクを下げるため、パンクの有無にかかわらず定期的に交換すべきものです。

劣化具合は見てもハッキリしないことが多いようです。
パンクしていないし変えなくてもいいかな・・・というのは結果論にすぎず、たまたまパンクしなかっただけ。
事故を防ぐためにも、本来は定期的に交換しておくものです。

自転車店の中には、10年程度でも交換しないで使わせようとするところもあるようですが、10年も同じチューブを使うのは危険。
定期的に交換しましょう。


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