ロードバイクのブレーキは、シマノであればデュラエースからクラリスまで6つのグレードがあります。
下位グレードのブレーキキャリパーだと、なかなか止まらないので安全性としてはちょっと疑問。
ブレーキをいいモノにすることで安全性も操作性も高まりますが、ブレーキについては最低でも105以上にしておくことがオススメ。
その理由を。
105~デュラエースはブレーキシューが共通
ブレーキキャリパーにはブレーキシューが付いているのですが、最上位のデュラエース、アルテグラ、105の3つについてはブレーキシューは同じもの。
R55C4というブレーキシューになっています。
ブレーキシューはリムを挟んでホイールの回転を止める直接的なパーツですが、シマノのR55C4ブレーキシューは評価が高く、制動力も抜群です。
下位グレードのブレーキキャリパーとはシューが違います。
105以上はカートリッジ式ブレーキシュー
105以上のブレーキキャリパーは、ブレーキシューがカートリッジ式。
そのため、シューがすり減ったときにはシューだけを交換できる仕組みです。
ティアグラ以下だと、このようにフネと呼ばれる土台とブレーキシューが一体化しているので、シューだけ交換出来ないようになっているので、交換するときに調整もちょっと面倒。
最初からシューだけを交換出来る105以上のほうが楽ちんです。
ブレーキの効きが違う
何と言ってもここ。
105以上とそれ以下では、ブレーキの効きが結構違います。
止まりたい、減速したいと思ったときにキッチリ止まってくれるのが105以上だし、ブレーキングのコントロール性も105以上とそれより下では大きな差がある。
ただし。
ブレーキは、ブレーキシューでリムを挟むことでホイールの回転を抑えるとはいえ、タイヤと地面の摩擦力によって制動力を発揮するもの。
タイヤがショボイと意味が無いので、タイヤもケチらずいいグレードのものを使い、ブレーキキャリパーも105以上にしておくと、峠の下り坂なんかは安心です。
なかなか止まらないブレーキだと、怖いですよ。