自転車には定期的な注油が必要です。
なぜ注油が必要なのでしょうか。
なぜ注油が必要?
注油が必要になる理由は主に2つ。
自転車パーツは回転して動くため、油がないとうまく回転してくれません。
オイル切れしたチェーンはギシギシと変な音が鳴ります。
油があってこそ潤滑して回転しますが、オイル切れしたチェーンだと自転車を漕ぐのに抵抗が増し、漕ぐのが重くなります。
金属同士が擦れるため、オイル切れしたままだと磨耗が早くなりパーツの寿命にも関わります。
次に、防錆。
錆びるとパーツが脆くなるのはもちろんのこと、抵抗が増してうまく自転車が進まなくなります。
注油してはいけないところ
かといって、回転する部分なら何でもかんでも注油すればいいものではありません。
グリスが詰まっている場所に注油すると、グリスが溶けてしまいパーツの寿命を著しく悪化させます。
注油が必要になるのは、主にチェーンです。
チェーンは余計なオイルが飛び散らないよう、画像のように回転部分だけ狙って注油するほうがよい。
しかし、ママチャリだとなかなか大変なので、スプレーオイルを使う場合には飛び散らないよう注意が必要になります。
絶対に注油してはいけないのは、車輪の回転軸(ハブ)。
ここにはグリスが詰まっているため、注油するとグリスが溶けてしまい悪化させます。
中には素人騙しのように、ハブに注油する自転車店もあるようです。
一時的に改善したように見えて、長い目でみれば寿命を著しく悪化させます。
そのほか、鍵穴に注油するのもダメ。
注油すると一時的に改善したように見えてしまいますが、油は埃を引き避けるため長期的には悪化します。
ブレーキ面やタイヤなどに注油してはいけないのはお分かり頂けると思いますが、チェーンだけ注油しておけばとりあえずは大丈夫です。