自転車のタイヤは、十分な空気圧があれば多くのパンクを防ぐことができます。
空気圧が低いことによるリスクについて考えてみましょう。
チューブが擦れて穴が開く
空気圧が低い状態で自転車に乗ると、タイヤの中でチューブが動きます。
タイヤとチューブの密着度が低い状態だと思えばいい。
イメージとしては、ブカブカの靴を履いている足みたいに考えてください。
タイヤとチューブの密着度が低くチューブがタイヤと擦れると、ゴム同士が摩擦します。
タイヤは硬いゴム、チューブは柔らかいゴムなので、柔らかいチューブが負けてしまい削れて穴が開いてしまいます(パンク)。
空気圧不足でパンクしたチューブをみると、タイヤの中に怪しい黒い粉が貯まっていることがよくあります。
怪しい黒い粉の正体は、チューブの削れカスです。
段差によるパンク
道路上には段差や凹凸がありますが、自転車が進行する際にはタイヤのエアクッションにより衝撃を緩和します。
空気圧が低い状態で段差などの衝撃が加わると、チューブがホイールの金属部分に打ち付けられるようになり穴が開いてしまいます。
これをリム打ちパンクと呼びます。
空気がしっかり入っていたならば、強すぎる衝撃は別として、衝撃をしっかり吸収し穴が開くことはありません。
2週間に一度は空気を
スポーツ自転車であれば、乗る前に必ず空気圧をチェックしてから乗りますが、ママチャリであれば出来れば2週間に一度、最低でも1ヶ月に一度は空気を入れる必要があります。
ママチャリの英式バルブの場合、空気圧を計測できない構造なのでタイヤを押した感覚のみで空気圧を決めるしかありません。
一部では空気圧を計測できるバルブもありますが、正確な空気圧を計測できない構造なのであくまでも目安。
空気をしっかり入れることが大事です。