ネット通販で購入した自転車の組立を断る自転車店。

インターネット通販で自転車を購入したものの、組立に自信がない方もいらっしゃいます。
自転車店に組立依頼したものの、断られることも。

なぜ断られるのでしょうか?

断る理由:扱いがないメーカーのものだから

自転車店はメーカーや代理店と契約し、契約したメーカーの製品を扱います。
契約していないメーカーの製品の場合、初期不良が見つかった場合の対応が出来ないことや、扱いがないメーカーの製品についてわからないため、信用できる自転車なのかがわからないことがあります。

特に、通販のみで販売されている自転車については、日本に代理店がないこともあります。
自転車としての安全性についても不明な点が多いため、聞いたことがないようなメーカーの自転車は触りたくないというのが本音でしょう。

断る理由:PL法の責任

通販で購入した自転車は半完成品になっています。
これを自転車店が組立した場合、製造物責任法では「製造又は加工した」とみなされるため、製品不具合による事故が起きたときには責任を負います。

(製造物責任)
第三条 製造業者等は、その製造、加工、輸入又は前条第三項第二号若しくは第三号の氏名等の表示をした製造物であって、その引き渡したものの欠陥により他人の生命、身体又は財産を侵害したときは、これによって生じた損害を賠償する責めに任ずる。ただし、その損害が当該製造物についてのみ生じたときは、この限りでない。

プラモデルのように外見上で自転車の形をしていればいいのではなく、機能性と安全性を確保するにはそれなりの労力を掛けて組立しないといけない。
その場合には時間を掛けた分の工賃が割高になります。

聞いたことがないメーカーや取り扱いがないメーカーの自転車の場合であれば、なおさらリスクがあるので
組立したくないのが本音かもしれません。
普段から扱っているメーカーの自転車であればどこを重点的に確認すべきかを把握していても、扱いがないメーカーの自転車の場合は念入りにチェックしながら組立しないと責任問題になるため、時間も手間も掛かるからやりたくないという声も。

忙しくて手が回らない

自転車店で販売、修理している作業で立て込んでいるため、通販購入自転車の組立まで手が回らないケースは多いようです。

通販購入自転車の組立をする自転車店の工賃表をみると、一般軽快車(いわゆるママチャリ)で6000円~1万円程度、クロスバイクで8000円~15000円程度、ロードバイクだと1万円~3万円程度の組立工賃に設定している自転車店が多いようです。

これらの相場から大きく外れて安い場合、しっかりとした組立をせずに手抜きしている可能性もあれば、製造物責任法の責任を負うことを理解していない自転車店もあるのかもしれません。
安いことはむしろオススメし難いのが、自転車の組立工賃です。


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