安価なクロスバイクやロードバイクは、まともに組むにはお金が掛かることも。

近年、通販で安く買えるクロスバイクやロードバイクがある。
2万円台、3万円台など、一般的相場からするとかなり安い。

クロスバイクは、まともなものでは5万円くらいからが相場。
ロードバイクだと、本来は安めのものでも8万円程度はする。

2万円台、3万円台のクロスバイクやロードバイクは、オススメしづらいのが現状だ。

安いスポーツサイクルの特徴


日本のメーカー、コーダーブルームのクロスバイク。
5万円以上する。

本来はクロスバイクだと5万円台から、ロードバイクなら8万円台からが相場。
しかし通販サイトを見ると、2万円台、3万円台のクロスバイクやロードバイクが販売されている。

これらの特徴としては、本来はスポーツサイクルには使われないような安価なパーツが使われていることによるコストダウン。
当然寿命が短いようなパーツもある。

自転車の多くは、7部組といって7割だけ完成された状態でメーカーから自転車屋に卸される。
残り3割を自転車店で組み立てることにより、お客さんに渡せる状態になるのだが、安価なクロスバイクやロードバイクの場合、7割ですら不十分な組み立てになっていることも残念ながら多い。

パーツ類でコストダウンし、組み立ても不十分だから安いというのが実情と言えるだろう。

通販クロスバイク・ロードバイクの組み立て工賃

大手のサイクルベースあさひさんの場合、通販で購入したクロスバイクやロードバイクの組み立て工賃は、1万円(税別)となっている。
2万円台、3万円台で購入したクロスバイクやロードバイクに対して、組み立て工賃が高すぎると感じる人が多いようだが、残念ながら、この1万円というのはむしろ破格の安値。
スポーツサイクル専門店に持っていくと、組み立て工賃だけで2万円、3万円は当たり前のように掛かってしまう。

これはぼったくり価格ではない。
むしろちゃんと組み立てようとすると、2万円、3万円は掛かるくらい作業量が多いのが実情なのだ。
専門店の本音は、2万円では全く割に合わないと考えているところすらある。
それくらい、通販で販売されている激安クロスバイクやロードバイクについては、組み立ての精度が悪いことが多い。
グリスが付いているべき場所に全くグリスが足りていないことや、ワイヤーの長さがおかしいこともあれば、チェーンの長さもおかしいことがある。
専門店では、そのようないい加減な状態でお客さんにお渡しするわけにはいかない。

あさひさんの組み立て工賃1万円は、むしろ破格の安さ。

1万円以下は避けたほうがいい


お客さんの立場からすれば、工賃は安いほうが嬉しいだろうし、なぜ2万円、3万円も工賃が掛かるのか?ボッタクリではないのかと考えてしまうかもしれない。
2万円で購入したクロスバイクに、3万円も組み立て工賃が掛かるとなったら、そのように考えるのも無理はない。

しかし、クロスバイクやロードバイクなどスポーツサイクルの組み立て工賃は、残念ながらそれが適正な値段になる。
あさひさんの組み立て工賃1万円は、むしろ破格の値段。

ママチャリ感覚で乗ると、スポーツサイクルは重大事故につながる。

数万円をケチったばかりに、急に自転車が壊れて事故に遭ったら、あとから後悔するだろう。
毎年、報道されていなくても、自転車の重大事故は起こっている。
これらは組み立ての不良による場合もあり、政府は自転車の製品起因の事故と思われる事例を紹介している。

http://www.jbpi.or.jp/giken/l0frgpkddpf93bby/N00141-2.pdf

https://www.jbpi.or.jp/report_pdf/JIKO.pdf

チェーンの長さがおかしいことが原因で、走行中にチェーンが外れると、ペダルが空転する。
その結果、バランスを崩して転倒する事例もある。

きちんと組み立てられていないために、走行中に車輪が外れるような事故も起きている。

ハンドルが緩んでいたために、走行中にブレーキを掛けたら転倒するような事故も起きている。

通販で販売されている激安スポーツサイクルの場合、とにかく点検・修正項目が多い。
最低でも万単位の工賃が掛かるのは当たり前で、全てをチェックして修正するには数時間掛かってしまう。

通販で購入した自転車については、工賃の最低ラインはあさひさんの1万円。
これでも破格の安さと言える。

それ以下の工賃を謳う自転車店はほとんどないだろうが、不十分な組み立てのままお客さんに渡す可能性もあるので、安さにつられてはいけない。
お金をケチったばかりに事故に遭ってしまっては、意味が無いのだ。

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