FUJI MOTIVATOR。クロスバイクタイプのE-BIKE。

近年、メキメキと勢力を拡大中のE-BIKE。
一口にE-BIKEと言っても、ロードバイクタイプ、グラベルロードタイプ、MTBタイプ、クロスバイクタイプ、ミニベロなど様々な種類があります。

FUJIのMOTIVATORはクロスバイクタイプのE-BIKEです。

FUJI MOTIVATOR


フジのMOTIVATORは32cタイヤを装備したクロスバイクタイプのE-BIkEです。
32cというのはタイヤの幅で、32mm幅であることを示しています。
32mm幅と言うと、ママチャリに近いようなイメージを持てばよく、舗装路を快適に走りやすい幅です。

MOTIVATORは5段階のアシスト機能を持ち、リア9段変速。
ロードバイク用変速機のシマノ ソラを採用。
ブレーキはシマノの油圧ディスクブレーキを採用しているため、雨天時なども安定した制動力を発揮することができます。

航続距離の目安としては、アシストの弱い「MODE01」で50km、アシストが最も強い「MODE05」で25km。
航続距離が長いわけではないため、主な使い方として想定されるのは通勤や通学、街乗り、そこまで長くないサイクリング。
ロングライドというには航続距離が足りない。

MOTIVATORはかなり軽量に仕上がっており、重量は16.5kg。
標準装備でキックスタンドもついているし、フロントライトもレザインのものがついている。

https://www.fujibikes.jp/products/motivator/

買ってきてすぐに通勤や通学に使えるようなスペックになっていて、値段も26万4千円(税込)と比較的手に入れやすい価格帯になっています。

E-BIKEを買うときは

E-BIKEと言っても、ロードバイクタイプ、グラベルロードタイプ、クロスバイクタイプ、MTBタイプなど様々あり、さらに航続距離も機種により様々です。

どのようなところを走りたいか、どの程度の距離を走る予定なのかにより、選ぶべきタイプは全く変わります。

フジのMOTIVATORでいうと、主戦場は舗装路、それほど長くない距離をイメージしたE-BIKEであることは明白。
サイクリストにとっては、30キロ程度は「近距離」になるため、一般の非サイクリストとはやや感覚にズレがあるかもしれませんが・・・

航続距離が長いものほどバッテリーも大容量になり重量としても重くなる傾向にあります。
MOTIVATORでは、Bafang製のコンパクトなリアハブモーターにダウンチューブ内蔵式のバッテリーを採用し、軽量化を達成。
他社のアシストユニットは、リアハブ型よりもクランク・BB型もありますが、恐らくは軽量性重視のリアハブ型だと考えられます。

最近、E-BIKEをプッシュする自転車店も増えてきていますが、詳しい内容を説明出来るほど精通した店員さんもまだまだ少ない印象。
一口にE-BIKEと言っても、タイプや航続距離など全く用途が変わるため、どのような目的で買おうとしているのか、どの程度の距離を走るつもりなのか明確にしてから選んだほうがいいですね。


関連記事

  1. 自転車保険、絶対に加入すべきたった一つの理由。

  2. 電動アシスト自転車の「再生バッテリー」は安全or危険?

  3. 空気入れをラクにしたいならコレ!HIRAMEのポンプヘッド。

  4. 出張非対応もOK。店舗別ページを強化キャンペーン中です。

  5. ロードバイクやクロスバイクの盗難防止に、ALTER LOCKという選択肢を。

  6. ロードバイクやクロスバイクのパンク対策!瞬間パンク修理剤「クイックショット」。ママチャリでも使えますが・・・

  7. 危険な自転車事故から身を守るために

  8. 自転車レーンは駐停車が禁止?正しく理解しよう。

  9. 納得してもらうのも技術。

  10. ロードバイクとグラベルロードの違いを解説するよ。

  11. 無意味なパンク防止剤の実験。

  12. ママチャリにチューブレスタイヤがない理由。