ロードバイクやクロスバイクがパンクした時に、3分もあれば復旧できるCo2インフレーター。

ロードバイクやクロスバイクに乗っていてパンクした場合、チューブを新品に交換して携帯エアポンプで空気を入れて復旧させるのが一般的ですが、携帯エアポンプは一回のポンピングで送り込める空気量が少ない上に、とにかく疲れます。
普通の空気入れなら1分も掛からず空気を充填できるのに、携帯エアポンプでは5分近く掛かってしまうのもザラ。

タイヤを外してチューブを取り出して、新品チューブに交換してとするだけでも慣れていないと5分以上掛かってしまい、さらに携帯エアポンプで空気を送り込むと5分近くポンピングして疲れてしまいます。

とにかく手軽に復旧したい人には、Co2インフレーターがあります。

Co2インフレーター


Co2をバルブに接続するインフレーターと、Co2のボンベ(カートリッジ)のセットです。
新しいチューブに交換した後、Co2で送り込めば10秒も掛からずに空気がパンパンに入るスグレモノ。

上のものはTNIのCo2インフレーターで、バルブタイプと呼ばれるタイプ。
バルブを指で捻って開放させるとチューブ内に空気が充填される仕組みです。

バルブタイプのほか、プッシュタイプと呼ばれるタイプもあります。
このタイプは、バルブに向かって押し付けることで空気が充填される仕組み。


バルブタイプのCo2インフレーターのほうが失敗が少なく、ある程度は空気の流入量もコントロールしやすいため、バルブタイプがおすすめです。

Co2のボンベ(カートリッジ)は使いきりタイプになっており、原則としてどのメーカーのカートリッジでも互換性があり使用可能になっています。
おおよその目安として、16gのカートリッジだと23cタイヤで8Bar程度入るため、一回分を使いきるとちょうどいいくらいになるように設定されているのも特徴。

普段使いには向かない

家で空気入れで入れるのが面倒と思って、毎回乗る前にCo2というのはあまり意味がありません。

Co2のカートリッジは安い場合でも一本200円程度するため、経済的ではないことが第一の理由。
第二の理由は、Co2は空気の自然流出量が多いからです。

普通に空気入れで入れた場合でも、2週間くらい空気を入れずに放置しておけば、空気は勝手に抜けていきます。
Co2はチューブのゴムとの親和性が高いため、空気よりも自然流出量が多いため、普段からCo2で空気を入れることは出来なくはありませんがあまり意味がありません。

どうしても自宅での空気入れが面倒な場合

どうしても家で空気を入れるのが面倒だという人には、このような電動空気入れもあります。


このようなタイプであれば、バッテリー残量がきちんとある限り、セットしておけば設定した空気圧まで自動で空気を入れてくれます。
ただしこのような電動空気入れは、動きが遅いのですぐに乗りたい場合には向かないことに注意。

家で空気を入れる際は、スタンダードな空気入れのほうが便利だと思います。


ロードバイクやクロスバイクの場合、バルブが仏式になっているので、ママチャリ用空気入れは使えません。
エアゲージ付きの、空気圧を計測できるものが必須になります。

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