世界的に超有名ブランドというと、台湾のジャイアント。
ロードバイクやMTB、クロスバイクなど以外にもなかなか面白い自転車を作っています。
そんな中でも異色なのが、ESCAPE R DROP。
ドロップバークロス
https://www.giant.co.jp/giant21/bike_datail.php?p_id=00000040
見た目はドロップハンドルなのでロードバイクと思われがち。
この自転車は超有名なクロスバイク、エスケープR3のドロップバージョンです。
厳密にはフレームの設計は異なります。
ESCAPE R DROPはロードバイクではなくドロップバークロスと言われます。
ロードバイクでは、キャリパーブレーキもしくはディスクブレーキが採用されますが、ESCAPE R DROPではクロスバイクでお馴染みのVブレーキが採用されています。
ロードバイクのキャリパーブレーキよりも制動力が高く、かつてはマウンテンバイクに使われていたブレーキ。
一般的なロードバイクよりも前傾姿勢が強くなく、クロスバイク用のブレーキを採用し、フレームはアルミ・フォークはクロモリ。
一般的なロードバイクではフォークはカーボン製なので、ちょっと異色の自転車と言えるモノです。
ツーリングや街乗りに向く
エスケープRドロップの特徴ですが、キャリアなどを設置するダボ穴がついていること。
なのでキャンプツーリングのような、荷物量が多い自転車ライフにも向きます。
クロモリフォークは重いですが、その分耐久性や強度は抜群。
こういうところも荷物量が多いツーリングに向くポイントです。
そして街乗りなどで便利なのが、上ハンドルでもブレーキ操作が出来るサブレバー付きなこと。
一般的なロードバイクだとブラケットか下ハンドルを持っていないとブレーキング出来ませんが、上ハンドルのリラックスした姿勢でもブレーキ操作できるので街乗りでも便利なのです。
タイヤも、一般的なロードバイクよりも太い30c採用。
30mm幅のタイヤなので、スピード重視というよりは乗り心地重視、荷物の積載などでも安心なスペックになっている自転車です。
重量は10.9キロとなっているので、ロードバイクに比べると重い。
一般的なクロスバイクと同じくらいの重量です。
一般的なクロスバイクだとフラットバーハンドルなのでハンドルを握るポジションが限られてしまいますが、ドロップハンドルなので疲れてきたらハンドルを持つ位置を変えてリラックス出来ますし、クロスバイクよりも前傾姿勢を強めることが出来るのでクロスバイクよりはスピードを出しやすい。
なかなか面白いスペックの自転車ですが、これでロードバイクよりも安いのが大きな特徴。
ロードバイクを欲しいと思う人にはお勧め出来ませんが、入門スペックとして、ツーリング車のベースとして、街乗り用として活躍できる一台と言えるでしょう。