自転車のタイヤには空気を入れましょうと言われても、その重要性に気が付いていない人は多い。
空気が足りないとどのようなことが起こってしまうのか、3つの弊害について解説します。
目次
リム打ちパンクが起こりやすくなる
車輪のタイヤが嵌っている金属の部分をリムと呼ぶ。
空気が足りない状態でママチャリに乗ると、タイヤの中にあるチューブがリムに打ち付けられるような衝撃が掛かり、パンクする。
リム打ちパンクは主に段差を超えるときや段差を降りるときの衝撃で起こる。
段差によってチューブが打ち付けられてパンクしてしまうので、空気をしっかり入れておくことと、段差の前に十分減速してお尻を浮かせて加重を減らすことが大切になる。
揉まれパンクが起こりやすくなる
空気が足りない状態でママチャリに乗ると、タイヤの中でチューブが動いてしまう。
チューブが擦れるようになってしまうので、結果としてチューブに穴が開いてしまうことがある。
これが揉まれパンクというもの。
対策としては、もちろん定期的に空気を入れておくことに尽きる。
クギや針金が刺さりやすくなる
空気をしっかり入れると、タイヤは硬くなる。
タイヤが硬いと、少々の異物が道路に転がっていても弾き飛ばしてくれる。
道路には目視では見づらいような小さな針金やクギなども落ちている。
タイヤに針金やクギが刺さればパンクしてしまう。
これも対策は、空気をしっかり入れておくことに尽きる。
パンクの7割は空気不足
自転車がパンクしてしまう原因は、7割が空気が不足していることと言われている。
つまり、ほとんどの場合は空気さえ入れておけば防げるパンク。
パンクを100%防ぐことは出来ないが、パンクしてしまって重い自転車を押して遠くの自転車屋に持っていくのは大変。
近年、街の自転車屋さんはかなり減っており、近くに自転車屋さんがあることのほうが珍しい。
空気を2週間に一度でも入れておけば、パンクのほとんどは防ぐことが可能。
押して遠くの自転車屋に行くよりも、普段から空気を入れて防ぐことが大切だ。
コロナ禍で自転車通勤を始めようとしている方が多いのですが、一番気になるのは通勤中にパンクしてしまった場合。 ロードバイクやクロスバイクの場合、工具なしで車輪を外せるようになっているものが主流なので、その場でチューブを新品に交換して、携帯用空気入れで空気を入れて走り出すことも出来ます。 ママチ...
人間の身体も、ガタが来てから病院に行くのでは遅い。
普段から健康維持のために運動をしたり、定期健診するのと自転車も同じ。
2週間に一度でも空気を入れましょう。