自転車がパンクした場合、パッチを貼る修理とチューブ交換があります。
パッチ修理のほうが安い、と考えるのは必ずしもそうではありません。
大きなパンク穴
パンク穴が大きい場合、原則としてパッチ修理ではなくチューブ交換になります。
理由ですが、パッチ修理でもちょっとの間なら持つことが多いけど、すぐにパンク穴が広がって裂けてしまい、パッチ修理した「下の部分」が再度パンクするからです。
パンク穴が大きい場合、チューブが裂けるような状態になっています。
パンクするときに、チューブをくり抜きするようなパンクはあり得ないから当然ですね。
チューブはゴムで出来ていますが、裂けたゴムは軽く引っ張る程度の力でどんどん裂けていきます。
自転車に乗っているときにはチューブにはかなりの力が掛かっていますから、大きなパンク穴をパッチで塞いだところで、パッチの下はどんどん裂けていくのが当たり前。
なので大きなパンク穴が見つかった場合には、パッチ修理ではなくチューブ交換するのがほとんどの自転車屋さんです。
中にはパッチ修理する自転車店も
大きなパンク穴なのに無理矢理パッチ修理する自転車店もありますが、その場では確かにパンクが直った状態になります。
しかし、早ければ数日後、数週間後、数ヶ月後にはパッチ下がどんどん裂けていくため、同じ場所が再度パンクしてしまいます。
大きなパンク穴でもパッチ修理する自転車店もありますが、結局は再度同じ場所がパンクしてチューブ交換になる。
そうすると、最初の「パッチ修理代」+「チューブ交換代」を支払うことになるため、トータルでは高くなることが多い。
何でもかんでもパッチ修理してくれる自転車店が必ずしも親切というわけではありませんから、注意しましょう。
一時的に安く済んだかのような錯覚でしかなくて、トータルだと高い代金を支払わされているのですから。
なぜ自転車店がチューブ交換するかというと、お客様のトータルの利益のためなのです。
また同じパンクになりお金を取られたらイヤでしょ?